2025/11/06
東福寺本堂を登録有形文化財に答申
文化審議会(西原鈴子会長)は12月9日、つるぎ町貞光木屋の東福寺本堂を、登録有形文化財(建造物)にするよう中川正春文部科学相に答申した。国土の歴史的景観に寄与していると評価された為である。
徳島県内で有形文化財に登録された建造物としては、99件(38カ所)となる。
東福寺本堂 江戸時代 天保4(1833)年建立
木造平屋建寄棟造本瓦葺 桁行26.2m梁間13.1m
当本堂は、東大寺を模して建てられた裳階(もこし)造りであるが、一部庫裡(くり(住宅))が併設されているため、下屋(げや)を廻らした平屋造りという。寄棟造本瓦葺で、周囲に下屋を廻らし、正面に唐破風(からはふ)造銅板葺の玄関を構える。正面は東向きで、東面に広縁を通し、その奥を八間取りとし、後列南から第二間目を本堂内陣とする。北寄りは、もと庫裡。風格ある外観の真言宗の本堂である。
徳島新聞報道された記事 平成23年12月10日付



