2025/11/06
東福寺所轄 端四国霊場のお堂7箇所 国登録有形文化財に登録
平成29(2017)年5月2日、端四国(はばしこく)八十八ヶ所霊場の10箇所のお堂が、国登録有形文化財に登録された。
徳島県の山間地域には、約600余のお堂があり、特に剣山の北面地域の集落には、5~6m四方の宝形造で、三方に戸が無い「三方吹き抜け」の大きなお堂が多くある。
その中の美馬郡つるぎ町には、江戸時代中期ごろに開創されたミニ四国霊場の「端四国八十八ヶ所霊場」がある。札所の中には、真光寺、西福寺、東福寺、神宮寺、多聞寺、十輪寺の6ヶ寺が含まれ、その他は各地にあるお堂が札所となっている。
そのお堂の中で、江戸時代から昭和初期までに建立された三方吹き抜けの建立当時のままで残っている25箇所のうち、今回、10箇所のお堂が、文化財保護法第57条第1項の規定「文部科学大臣は、重要文化財以外の有形文化財(第182条第2項に規定する指定を地方公共団体が行っているものを除く)のうち、その文化財としての価値にかんがみ保存および活用のための措置が特に必要とされるものを文化財登録原簿に登録することができる」により、登録基準として「国土の歴史的景観に寄与しているものとして」登録された。
その他のお堂(札所)は、建設時は三方吹き抜けが大半であったが、集落の集会所として利用したためサッシ戸や雨戸が入れているため除外している。
阿波のお堂については、以前に調査した東福寺名誉住職沖田定信師(徳島県市町村文化財保護審議会連絡協議会会長)が県下のお堂の中より、ミニ霊場の端四国霊場のお堂を推奨して、各お堂の所轄の寺院が申請したものである。
当寺所轄で登録された堂は、浦山堂、引地堂、竹屋敷堂、皆瀬堂、吉良堂、長瀬堂、日浦堂である。
この登録に関して、答申時に徳島新聞、朝日新聞、NHK徳島、四国放送で報道された。



